今回は“完成工事原価報告書”の書き方を簡単にご説明いたします。
※大阪府を参考にご説明しますが、各自治体により違いがありますので、
必ず各自治体の手引きで確認するようにお願いします。
[損益計算書]や[製造原価報告書]を元に作成します。
金額は千円単位で記入します。
[製造原価報告書]
期末仕掛品の、材料 労務費 外注費 経費 が含まれるので除外する。
※控除方法は顧問の税理士さんなどと相談
材料費
素材 半製品 製品 材料貯蔵品勘定から振り替えられた材料費の額
労務費
現場作業員の賃金 給料 手当 社会保険などの法定福利費
※事務員などの賃金は、経費(うち人件費)へ
(うち労務外注費)
労務費のうち、工種・工程別などの工事の完成を約する契約で、
その大部分が労務費であるものに基づく支払いの額
外注費
労務外注費は除く
経費
水道光熱費 機会等経費 設計費 労務管理費 租税公課 地代家賃
保険料 従業員給与手当 退職金 法定福利費 福利厚生費
事務用品費 消耗品費 通信交通費 交際費 補償費 雑費
出張所等経費配賦額などのもの
(うち人件費)
事務員の、給与手当 退職金 法定福利費 福利厚生費
完成工事原価
材料費+労務費+外注費+経費の額
※[損益計算書]の“完成工事原価”と一致しなくてはならない!
[製造原価報告書]の“完成工事原価”と誤差が生じた場合は、
[製造原価報告書]の“完成工事原価”の額をそのまま記入
いかがだったでしょうか?
決算変更届を作成するときに一番悩むところでもあるので、
ひとつひとつ確認しながら仕上げてください。
ご質問ございましたら、“ヴィーノ行政書士事務所”までご連絡ください。
⇩ ⇩ ⇩
“ヴィーノ行政書士事務所”